第13回関西スペイン語教授法ワークショップ(Taller de Didáctica de Español de Kansai)
日時:6月9日(土) 午後3時40分〜6時
 
場所:茨木市立男女共生センター ローズWAM セミナー室405
   〒567-0882 大阪府茨木市元町47

司会:柿原武史

第1部 講読会(3時40分〜4時10分)
 テキスト:『外国語学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠』第7章
 担当:土屋 亮
 使用言語:日本語
 
第2部(4時10分〜6時)
テーマ:メソッド(3) コミュニケーションに根ざした教授法
 
1) mini charla 担当者:Claudio Vásquez ¿Método comunicativo?
2) 活動:コミュニケーションに根ざした教授法についてのグループ・ディスカッション(どんな練習を実践しているか/そのメリットと問題点 など)

 

 

コミュニケーションに根ざした授業実践例

・最初のクラスで自己紹介の練習をさせる:¿Cómo te llamas? →Me llamo…→聞いた名前をアルファベットで書かせる出身地などもあわせて記入させ回収次の授業時に回収した紙を配ってスペイン語を使って質疑応答の練習

 

・スペイン語を全面的に使用するタスクは実施が非常に難しいので、スペイン語を使用することに主眼を置いた活動を授業内に盛り込む。

 

・文法と会話を分けた授業構成になっていることが多いが、文法の授業であっても何らかの形で口頭でスペイン語を使用する練習をする。

 

¿Cómo se dice en español? (芸林書房)は、コミュニケーションに根ざしたつくりになっている教科書で、クラスの雰囲気作りにも役立った。

 

Hablemos español (同学舎)もオーラルコミュニケーションを目的とした教科書である。

 

・ジェスチャーで職業を当てるなどの活動を授業に含める。

 

・到達レベルによるが、学生同士が互いに訂正をしあう環境を作る。

 

・どのように学生をグループ分けするか 

・番号をつけ、番号の並び替えでグループを毎回変えることも可能

 ・出席カードなどを作り、あっとランダムに机においていく