日時:2009年5月2日(土) 13時半-17時半
場所:関西学院大学梅田キャンパス(ハブスクエア) 

Fecha y hora: Sabado 2 de mayo de 2009, de 13:30 a 17:30
Lugar: Universidad Kwansei Gakuin, Campus de Umeda "K.G. Hub Square",

Direccion: Applause Tower, piso 14, Chayamachi 19-19, Kita-ku, Osaka

 

全体会

『中上級にふさわしいタスクとは』(要約担当:土屋亮)
Cuales son las tareas apropiadas para los niveles intermedio y avanzado?

対象論文:Tordera, Jordi (2009), Teaching Spanish as a Foreign Language:
The Next Step into Specialization,
姫路獨協大学外国語学部紀要, 22, pp.175-201.

概要:

1)EFE(espanol para fines especificos)とEFA(espanol para fines academicos)という概念の導入。
英語のESP(English for specific purposes)やEAP(English for academic purposes)と同じ。

2)本論は2部構成で、筆者が実際に担当した「姫路市民向け外国語講座」の一年間の授業記録(EFE授業)と、EFAの教授を目標とした授業の仮説からなる。
今回の考察では、前半部だけを取り上げた。筆者は、上記講座の受講者の社会的ステータス、 スペイン語のレベル、ニーズなどを調査した上で、一年間(27、8回 の授業)のシラバスを考え、実行した。筆者によれば、受講者のモチベ ーションが非常に高く、一年後の成果は目を見張るものがあったらしい が、いかんせん、論文内に数量的なデータが何もなく、主観的な論文に なっていることは否めない。しかし、筆者の用意したシラバスから想像 するに、一回一回の授業はバリエーションに富んだタスクからなり、受 講者の満足度も高かったということを考えても、非常に成功していると 言える。したがって、今後はそれを具体的にどのように展開し、どのよ うな結果が得られたのかを数量的に示せれば、中級レベルのスペイン語 の授業例を紹介する良い論文となるだろう、という議論がなされた。

(なお、筆者自身は今回のタデスカに参加していない)