9月8日Tadeska グループによる話し合い
A. どの時制を教えているか
・専攻と非専攻で教える範囲に違いが見られる。
・専攻ではだいたいすべての時制を網羅し、「文法」「会話」といった授業の種類によって多少の違いが見られる。
・非専攻では教科書の順番に沿って授業が進められ、すべての項目までいかない場合がかなり多い。1年終了時に点過去・線過去まで進むのが一般的か。
・複数教員による同一教科書を使ったリレー授業や、学生の不安解消のためにも教科書の順番どおりに進むことが多いのではないだろうか。
・どの時制を教え、どんな順番で教えるか、よくあるパターン(現在→過去→未来)以外の可能性についても今後考えてみる価値あり。
B. 時制を教えるにあたって実践していること
・参加者から集められた意見からは、とくに点過去と線過去については「例文による理解」「副詞(句)による判別」を目指している場合が多いといえる。
・時制の説明に英語の例を引き合いに出すことは、受講生の英語力などによっては有益であるが、英語が苦手ゆえスペイン語を履修したという学生が多いという現実も。
・「点過去」「線過去」「未来完了」「過去未来」など用語の問題が時制の理解を阻害していることもあるのではないか。