安保 寛尚さんのcharla内容
「歌い、踊る“スペイン 誤学”と“スペイン娯学”」
私たちが母語を獲得するプロセスにおいては、その言語に特有のリズムやイントネーション、音の響きや色彩感といった、音楽的、感覚的側面も重要な意味を持っている。このことは、外国語習得の導入段階でも同様に言えるであろう。この発表においては、文学作品を中心に、音韻がその特性によって詩的イメージを生む詩行や、豊かなリズムと地方表現に満ちた詩、子音の並びが美しい歌、文字や記号の視覚的効果を狙った短編小説を、その点に関して授業で活用し得る例として紹介した。