特別教室での授業実践(1)
1)発音矯正
http://www.uiowa.edu/~acadtech/phonetics/
トップページからスペイン語を選ぶ
2)文法教材
Learn Spanish
http://www.studyspanish.com/
左側のメニューからGrammarを選び,勉強したい文法項目を選ぶと,解説のあとのFree Ativities(=無料)のQuizで練習問題(20問ほど)がでてくる。またメニューから Verb Drillsを選んで,勉強したい文法項目を選ぶと,「Generate unique quiz」が右上に表示されるので,10問から25問の問題を毎回ランダムに作成してくれる。すべて自動採点。解説や問題文が英語であることが難点かもしれないが,毎回問題が異なって出てくるので練習には最適。プリントアウトもできる。
AulaDiez español online
http://www.auladiez.com/
トップページの右下にTest de nivelが3種類ある。
トップページの右下にEjercicios gratutosがある。
この教材は,Learn Spanishと違って,テスト内容は常に同じであるところが難点。
アメリカ・メイン州Colby CollegeのHP
http://www.colby.edu/lrc/spanish.php
とくにSpanish Grammar Exercisesは各項目ごとに100近くの練習問題あり。
http://www.colby.edu/~bknelson/exercises/index.html
ただし,文法用語などすべて英語。
3)語彙ゲームJuegos de Palabras
http://www.antena3.com/a3tv_2004/a3juegos/html/index.htm
おすすめは,
Bookworm 縦横斜めで単語を探していく。学生は子音・母音の組み合わせ,動詞の活用語尾などスペイン語の語彙の特徴を考え,名詞の複数形sなどまで注意しながら,得点するようになっていく。(ただし,辞書にない単語も正解となることがある。その場合は,RAEのオンライン西西辞書で確認させる。)3000点ごとにステップアップし,無料では1万点まで行ける。スペイン語専攻1年生秋学期に導入し,ほぼ全員3000点クリアするようになる。
Text Express 5つの文字を制限時間内に組み合わせてできるだけ多くの単語を作る。スペイン語専攻2年に導入。時間制限があるので最初はなかなか難しいが,学生はなかなかあきらめずに頑張る。時間制限があるゲームなので,解答を控えられないのが難点だが,ゲームオーバーになった後,時間制限なしで,同じ文字で辞書を使ってやり直させる。
4)ニュース
Antena 3 noticias
http://www.antena3.com/a3noticias/
メリット(⇔NHK国際放送との比較)
動画(1分半前後)⇔NHK国際放送は動画なし
スクリプト付き(ただし,インタビューの部分は抜いてあることが多い)⇔NHK国際放送はスクリプトはある
様々なスペイン語(国別,地方別,年齢別)⇔NHKラジオはアナウンサーの声のみ
*NHK国際放送のメリットはi-podにダウンロードできること。
注意:学生がAntena3noticiasのページのしくみ自体に慣れるのに一ヶ月くらい時間がかかるが(どこをクリックすればどんなニュースが掲載されているか,動画を見たり,写真だけを見たり,スクリプトを見たり,映像を出しながらスクリプトの画面をデスクトップ上に配置する,お気に入りファイルの整理,など),そこは辛抱が必要。各自でやらせたり,友達同士で教え合ったりさせるほうが,学生は機械への抵抗が減る。
初回に使う場合
@ スペインの地図とお天気マークにどこで息継ぎしているかわからない程早い「天気予報」を見せる。(動画が重たくないので,ほぼ支障なく見ることができる)
A 日本でも話題になっているニュース
B スペイン語圏の祭りなど(4月ならセビーリャの春祭り)
提示方法
1) 教員側であらかじめ選択したニュースを見せる。ただし,一斉に同じニュースにアクセスすることで,一部の学生がアクセスできない場合があるので,音声が聞きやすい30秒程度のもので,スペイン語圏の話題としてふさわしいものなどがあれば「今日のお勧めニュース」として学生に案内する程度にしたほうが無難。ニュースは2,3日前までのものまで見られる。ただし,授業時間帯によっては,午前中に閲覧できたニュースが午後には見られないなどのことがある。ニュースのダウンロードやDVDへの録画などは基本的にはできないようだが,方法を探る余地あり。
2) 日本で話題になっているニュースを選んで見せる。ただし,重複するようなものはほとんどない。(それが面白いのだが・・・)。また,日本の話題(ロボット,マンガ,自然災害が多い)の話題などが時々ある。
3) 学生に自由にニュースを選ばせる。最初は芸能・スポーツをよく見ているが,2ヶ月もすれば健康や科学などのニュースにまで見るようになる。また,自分自身で「このニュースは自分には聞き取れない」「これなら少しわかりそう」「このニュースは映像が気になるから聞いてみよう」とそれぞれに判断していくようになる。友達同士でも「このニュースが面白いよ」と教えあうようになる。自動翻訳機能なども指示しなくても使うようになる。なるべく関連の単語が拾えるように,イラク問題なら1ヶ月ほどはイラク問題だけを聞かせ,国際紛争のニュースに出やすい単語リストなどを渡してみる,サッカー用語の単語リストを渡してサッカーのニュースのみをみるなども試みたが,ニュースで使われる単語は想像以上に豊富で,ちょっとしたリストではとても間に合わなかった。
5)自動翻訳(日本語⇔スペイン語)
Infoseek楽天マルチ翻訳
http://translation.infoseek.co.jp/
現在のところ,この無料サイトが一番使いやすい。ただし,原文は短めに入れるのがコツ。
(立岩 礼子)