土屋 亮さんのcharla内容

『「スペイン語ってめっちゃ難しい」を相対化する』

第2外国語(多くは選択科目)としてのスペイン語の授業を担当していると、「スペイン語ってめっちゃ難しい」というような真偽の判定が困難な命題が、学生たちの口から発せられるのをよく目の当たりにする。そこで発表者は、(この命題は学生たちにとっては真なのであろうが)教育上の観点とスペイン語のプロモーションの観点から、他の言語の音声書記的・統語的特徴などを挙げつつ、この命題の相対化を図り、スペイン語は他の言語の他の側面と比べたら難しくはない、あるいは他の言語も同じように難しいのだと説明することにより、学生たちの思い込みを解除することが彼らの学習に資するのではないかという趣旨の発表を行った。

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