10回ワークショップ議事録

日時: 2007313日 火曜日 午後2時

場所: 大阪産業大学梅田サテライト教室

テーマ: 特別教室(LL教室,CALL教室など)での機材を用いた授業実践

参加者: 16名

司会: 柿原武史

 

T. 開会の辞および今後のテーマについて

 

今後のテーマ:「メソッド」 文法訳読法、パターン練習、コミュニカティブアプローチetc.

 

U. 報告:Encuentro de Hispanistas Asiáticos (小川 雅美)

 

 本会合は、スペイン、カンタブリア州コミーリャスにおいて3月5日、6日の両日、カンプス・コミーリャス財団の主催で行われました。コーディネーターはTaciana Fisac教授(マドリード自治大学)、林屋永吉元スペイン大使、清水憲男教授(上智大学)の3名でした。それ以外の主な参加者は、計15名(スペイン、インド、韓国より各2名、中国と日本より各4名)で、いずれもスペイン語学科を擁する大学の教員でした。

 

 最初のセッションでは、最近のスペイン語教育について、2名のスペイン人より発表がありました。次のセッションでは、アジア4カ国より代表1名ずつが、自国のスペイン語教育についての現状を報告し、それに対しての質疑応答がありました。日本からは神戸外大の福嶌教隆先生が報告をされました。最後のセッションでは、アジアのスペイン語教育において何が求められているか、カンプス・コミーリャス財団に何を要望するかについて、グループおよび全体で話し合いが行われました。

 

 各国の言語、文化、社会にはそれぞれ共通性が乏しく、スペインとの関係も異なるという現実が浮かび上がった一方で、今後スペイン語教育を質的により充実させていく必要があるという点については一致が見られました。特に、教員の養成については、自国の教育体制だけでは難しく、スペイン語圏(今回はスペイン)の援助が不可欠であるという強い主張がありました。

 

 なお、このイベントは、市内見学なども含め3日間参加者が同一行動でした。そのため、さまざまな話題で交流を深めることができ、我々の立ち位置を自国からアジアに広げてスペイン語圏や語学教育を考えるための、貴重な機会となりました。7月にはAsociación Asiática de Hispanistas の総会がマニラで開催されます。今後、近隣諸国で開かれる学会に日本在住の研究者が積極的に参加し、アジアにおける相互協力がさらに活発になることが望まれます。(小川雅美)

 

 

III. 特別教室での授業実践についての報告

 

(1)PC教室での授業実践1

(2)PC教室での授業実践2

(3)マルチメディア教室での授業実践

(4)マルチメディア・PC教室での授業実践

(5)CALL教室での授業実践1

(6)CALL教室での授業実践2